Uber Eatsの報酬制度は、時給制ではなく出来高制。そのため報酬の仕組みは、多少ややこしくなっています。
そこでこの記事では、Uber Eats大阪の報酬の仕組みを図を用いて簡潔に紹介していきます!
実際にどのくらい稼ぐことができるかを知りたい方は、以下の記事を御覧ください。
結論としては、報酬システムは3つの要素から成り立っています。
配達報酬=[基本料金]-[サービス手数料]+[インセンティブ]
- 基本料金……商品を店から受け取った回数・注文者に引き渡した回数・配達した距離に応じた報酬
- サービス手数料…..基本料金より差し引かれる、一定の手数料(Uber Eatsの取り分)
- インセンティブ…..配達報酬に上乗せされる追加報酬制度
Contents
具体的な1回の配達報酬金額の試算
ウーバーイーツの報酬制度は正直かなりややこしいです。
ざっくりと1回の配達でどのくらいのお金がもらえるのかを知りたい方向けに、配達距離ごとの報酬金額をまとめてみました。
距離 | 報酬額 | 配達時間(自転車) | 配達時間(バイク) |
1km | 342円+(インセン) | 10分 | 7分 |
2km | 396円+(インセン) | 15分 | 9分 |
3km | 450円+(インセン) | 20分 | 11分 |
4km | 504円+(インセン) | 25分 | 13分 |
5km | 558円+(インセン) | 30分 | 15分 |
上記の表に加えて後ほど紹介する「インセンティブ」が、追加報酬として得られると考えてください。
うまく配達依頼が重なれば、時給2000円越えも可能ですが実際はそううまくはいきません。
配達依頼待ちの待機時間が発生するため、実際の時給換算は1100円〜1300円程度。

Uber Eats大阪の詳細な報酬システム

先ほど具体的な1回の配達あたりの報酬額を紹介しましたが、次は詳細な報酬システムについて説明していきます!
報酬システムは「基本料金」「サービス手数料」「インセンティブ」の3つの要素で成り立っていて、具体的な計算式としては以下の通りです。
配達報酬=[基本料金]-[サービス手数料]+[インセンティブ]
- 基本料金……商品を店から受け取った回数・注文者に引き渡した回数・配達した距離に応じた報酬
- サービス手数料…..基本料金より差し引かれる、一定の手数料(Uber Eatsの取り分)
- インセンティブ…..配達報酬に上乗せされる追加報酬制度
「基本料金」・「サービス手数料」・「インセンティブ」をそれぞれ詳しく説明していきます。
①最も基本的な報酬である「基本料金」

まず最も基本的な報酬である、「基本料金」について紹介していきます。
基本料金の具体的な計算式は以下の通りです。
基本料金=[受取料金]+[受渡料金]+[距離料金]
受取料金…..レストランで商品を受け取ると発生する報酬(1回215円)
受渡料金…..注文者に商品を渡すと発生する報酬(1回105円)
距離料金…..レストランから注文者への距離に応じて発生する報酬(1kmあたり60円)
2km先の注文者に1回配達すると、215+105+60×2=440円の基本料金になります。
②Uberの取り分であるサービス手数料

次にUber側の取り分となる、「サービス手数料」というものが基本料金から10%引かれます。
- 基本料金が380円だったら、サービス手数料は38円。
- 基本料金が500円だったら、サービス手数料は50円。
2km先の注文者に1回配達すると、215+105+60×2=440円の基本料金。
そのためサービス手数料は44円。
[基本料金]-[サービス手数料]=396円③追加報酬制度の「インセンティブ」

上記の「基本料金」と「サービス手数料」とは別に追加報酬として「インセンティブ」が付与されます。
インセンティブには以下の4つの種類があります。それぞれ詳しく説明していきます!
- ブースト….注文の多い時間帯や場所で一定の倍率で報酬を増額する(1.1倍や1.4倍など)
- クエスト….ある一定の条件を満たすと発生する報酬(人によって条件は異なる)
- オンライン時間インセンティブ….稼働時間に応じて一定の報酬額に達しなかった場合の追加報酬(最低時給保証制度のようなもの)
- ピーク料金….注文の多い時間帯やエリアで追加報酬(ブーストと違いリアルタイムで変化する)
1.一定の倍率で追加報酬「ブースト」
ブーストとは注文の多い時間帯や場所で、一定の倍率で基本料金を上乗せする制度。
ブーストは1.1倍〜1.4倍程度が普通で、配達パートナーはブーストのかかる場所と時間帯を事前に知ることができます。
2km先の注文者に1回配達すると、215+105+60×2=440円の基本料金。
そのためサービス手数料は44円。[基本料金]-[サービス手数料]=396円
ここに1.4倍のブーストがかかると440円×1.4倍=616円
ブーストにはサービス手数料はかからないので、サービス手数料はそのまま44円
結局の報酬額は616-44=572円
配達距離毎のブーストありの1回あたりの報酬額を表にすると以下のとおり
配達距離 | ||||
1km | 2km | 3km | 4km | |
ブーストなし | 342円 | 396円 | 450円 | 504円 |
1.1倍 | 380円 | 440円 | 500円 | 560円 |
1.2倍 | 418円 | 484円 | 550円 | 616円 |
1.3倍 | 456円 | 528円 | 600円 | 672円 |
1.4倍 | 494円 | 572円 | 650円 | 728円 |
ブーストのかかる17時まで、自宅休憩です#ウーバーイーツ #ウーバーイーツ東京 pic.twitter.com/jvOG3ZHsJN
— UberEatsTokyo #ウーバーイーツ (@UberEatsJPNTYO) December 15, 2019
2.ゲーム感覚の追加報酬「クエスト」
ゲームが好きな方は馴染み深いかもしれませんが、クエストとは一定の条件をクリアすると報酬がもらえる制度のことです。
- 5回の配達で500円の追加報酬
- 15回の配達で1500円の追加報酬
など様々な報酬制度があります。
夜の部クエストでました、、。
出るか迷いますね、、🤯 pic.twitter.com/BQuncsqNnK— きなこもち@ウーバーイーツ 横浜 (@UberEat81303202) December 15, 2019
3.報酬保証のオンライン時間インセンティブ
「せっかく稼働したのに全然配達依頼が来なかった。」
出来高制のUber Eats配達パートナーにとっては死活問題ですよね?配達依頼が来なければ報酬も入りません。
そんなことを防ぐために最低時給保証制度のようなものが存在して、それが「オンライン時間インセンティブ」です。
1時間あたり1000円〜1250円の報酬が確約されているインセンティブで、配達報酬額がその基準に満たなかった場合、差額をUber側が支払うという制度です。
オンライン時間インセンティブが1250円の時間帯に、2時間稼働して800円の報酬市変えられなかった場合。
1250×2-800=1700円の追加報酬が得られる。
結局の合計報酬額は2500円で、時給換算1250円となる。
町田のオンライン時間インセンティブのメール来てたけど、、、日付が今日まで😪 pic.twitter.com/vkLqf35CAw
— ジョン@UE配達員 (@JUbereats) September 1, 2019
4.当てたらラッキー?「ピーク料金」
2019年8月15日から大阪・神奈川・兵庫のみで試験的に導入されているのが、「ピーク料金」という制度。
特定の場所と時間帯で配達を行うと、1回あたり100円〜400円の追加報酬が得られるという制度です。
先ほど紹介した「ブースト」と似ていますが、ピーク料金はブーストと違いあらかじめ知ることができません。
特に配達パートナーが不足している場所と時間帯で発生します。
当たったらラッキーくらいの気持ちでいよう!
やっぱ大阪のシミ単価凄いな😇 pic.twitter.com/NqwzrxPTmg
— あるば🔰@UberEATS大阪🐸 (@alba_UberEATS) December 17, 2019
まとめ
配達報酬=[基本料金]-[サービス手数料]+[インセンティブ]
基本料金……商品を店から受け取った回数・注文者に引き渡した回数・配達した距離に応じた報酬
サービス手数料…..基本料金より差し引かれる、一定の手数料(Uber Eatsの取り分)
インセンティブ…..配達報酬に上乗せされる追加報酬制度
Uber Eatsの報酬の仕組みについて説明しました。ややこしいと感じた人もいるかもしれません。
しかし、数回やっているうちに慣れてくるはずです!
はじめのうちは報酬の仕組みを考えるよりも、いかに配達回数を増やすことができるかを考えましょう!
この記事は以上で終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
